起業するにはもちろん資金が必要です。
普段から十分な貯蓄がある方、勢いで起業しようとしたけどお金がないという方、色々いると思います。
今回は起業に関する資金についてお話します。
起業するために必要な資金
起業にはたくさんの準備が必要です。
私のサロン開業を例に挙げて必要な資金を考えてみましょう。
起業に必要な資金
- 物件取得費
- 店舗にかかる内装や設備費
- 広告宣伝費
- 運転資金
物件取得費
物件はやりたい規模によって変わってきます。
【自宅サロン】
自宅の一室をサロンとして開業する場合、物件取得費はほとんどかかりません。
実際払っている家賃やローンは一部を経費として計上できますが、毎月の支払いは実質0円でできます。
【賃貸物件で開業】
自宅とは別の場所でマンションなどの賃貸物件を借りる場合は、物件にかかる資金が必要です。
保証金、敷金、礼金、仲介手数料、共益費、前家賃などが主なものです。
これに、間に別の不動産屋が入るとその分(家賃一か月分)増えますし、事業者として借りる場合は、家賃が割り増しされたり敷金が家賃の半年分になったりすることがあります。
大家さんによって条件が変わってきたり、交渉次第でお安くしてくれる時もあるので優しい大家さんに出会えると得ですね。
私の物件は家賃と共益費の中にインターネットの費用が含まれているのでお得でした。
【テナント】
商業施設やビルなどに入っているテナントを借りる場合は、家賃は坪単価で計算する場合が多いです。
坪単価2万円の物件で20坪の場合以下のようになります。
2万円/坪・20坪のテナント:賃料総額40万円
これに保証金、礼金、仲介手数料、保険料などがかかります。
テナントを借りる場合は契約を終了するときに原状回復が条件の場合があり、その場合の費用は借主が負担しないといけないなど規定がある場合があるので、借りる前によく確認しておく必要があります。
店舗にかかる内装や設備費
内装や外装、設備費は凝れば凝るほどかかりますが、最近はDIYできる壁紙や床材などがあるのでコストをかなりおさえることができます。
壁紙を張り替えることができない物件の場合は、家具にこだわったり、貼ってはがせるオシャレなウォールシールなどもあるのでホームセンターやインテリアショップに通ってみるのも楽しくていいですよ。
他に必要なのは家具やインテリアグッズですね。これもこだわることでおしゃれな空間にすることもできますが、これもDIYでいくらでも自分好みにできるので得意な方は挑戦してみてください。
ちなみに私のサロンに置いてある棚は全部自分で組み立てたものです。
ネットやホームセンターで購入したので、思ったよりコストがおさえられました。
他に、施術に使用する機械や備品の資金も準備します。
例えば施術代やチェアなどは、中古品を購入することを選択肢に入れてもいいかもしれません。
最初は見込めるお客様の数をしっかり考え、期限のない物は多めに注文してもいいかもしれません。
広告宣伝費
たくさんのお客様にきていただくために宣伝はかかせません。
宣伝する方法は色々ありますが主なものを挙げてみます。
【チラシ】
業者に依頼してデザイン・印刷までしてもらえることはできますが、できるだけコストをかけないようにするためにおすすめなのがラクスルやビスタプリントなどのネットで完結するタイプです。
サイト内でテンプレートで簡単にデザインすることができて、プロに依頼したような仕上がりになります。もちろん自分でデザインしたものを当てはめることもできるので理想のものができます。
印刷部数や日にち指定で金額も変わってくるので、到着日を遅めに設定するとかなり安くできます。
しかも、仕上がりがとても速いので翌日・翌々日でも届きます。
あまりの速さと仕上がりのレベルの高さに驚きました。
【置き看板】
これもネットで注文するのが一番お安くできます。
サロンのロゴやLINEのQRコードなども入れてくれて、データを送信するとデザインをしたものをメールで送ってくれます。
修正は何度もやり取りできます。
確認後、納得出来るものになったら印刷に進みます。
看板の種類もたくさんあるので、置く場所やスペースに合わせて選べて楽しいです。
【ホームページ】
ホームページはプロに依頼すればこだわりのおしゃれなサイトが作れますが、かなりの金額がかかります。
しかし、WordPressを使えば無料で簡単に自力で作ることが出来ます。
色々なテーマ(テンプレートみたいなもの)があるのでパソコンが苦手な私でもなんとかできました。
最近ではYouTubeでホームページの作り方を詳しく教えてくれているチャンネルもたくさんあるので、参考にしてみてください。
【広告】
街中のビルや大きな看板などはとても目立つので魅力的ですよね。
資金が十分にある方や、規模の大きなサロンを開業する予定の方にはとてもいい方法だと思います。
しかし、毎月かなりの出費になるので個人で運営する方にはハードルが高いかもしれません。
私の場合は電車のドア付近に貼り付ける広告を選びました。
利用者が多く、待ち時間に見てもらえることを期待したからです。
広告費用は担当の方にお金が無いことをアピールしてかなり抑えることが出来ました。
担当の方には感謝しかありません。
開業すると知らない番号からたくさんの勧誘の電話がかかってきます。
詐欺などに気を付けながら、自分に合った発信の仕方を選んでください。
運転資金
開業したばかりの時期は、理想とは程遠いほどお客様はいらっしゃいません。
最初からうまくいく人はいないのです。
しかし、家賃や光熱費などの費用は待ってはくれないので払わないといけません。
そのために用意する資金の中に大体3か月分の運転資金は計算して入れておく必要があります。
もちろん生活費も考えての金額です。
家族に十分収入があるならいいですが、食費に光熱費や子供の教育資金などかかるお金が足りないといけないので、そこも考慮して準備が必要です。
まとめ
サロンを開業するには以下のお金が必要です。
・物件取得費
・店舗にかかる内装や設備費
・広告宣伝費
・運転資金
他にも細かい項目の資金が必要になります。
生活が守られ、無理のないように計算をしてみてください。
今回はサロン開業にかかる主なお金についてお話ししました。
ではまた。
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